賃貸のユニットバスが壊れてしまった話

生活

事件勃発!

令和3年の12月頭の出来事でした。


夜8時頃に2歳の娘とお風呂に入っていたとき…


私「じゃあ上がるから10かぞえよー」

娘、私「いーち、にーい…」

私「じゅうっ!じゃあ上がろっか」


そのまま部屋の奥さんを呼び、娘を湯船から引き上げようと、


腕と背中に力を入れた瞬間…ばきっ!


なんとユニットバスの背もたれの部分に40cmくらいの亀裂が入ってしまいました。


本当に衝撃的なことが起きたときって何もできないんですね。


亀裂からお湯が流れていくのを見守ることしかできませんでした。



翌日不動産会社が開店と同時に電話をかけ、現場を確認してもらい、



今後の対応と下の階の浸水状況を確認して連絡するとのことでその日は終わりました。



ちなみに私たちが借りている物件は一階が事務所になっていて二階が住居スペースになっています。



どういう仕組みかはわかりませんが、一階と二階の管理会社は別なんだそうです。


そこから風呂無し生活が幕を開けました。



②不動産会社の対応
~一週間後~


後日連絡の後日がいつまでたっても来ないのでこちらから連絡をとることに


私「もしもし、その後お風呂の件どうなりましたか?下の階の浸水状況も知りたいんですが」

不動産会社(以下メガネの男)「あぁ、○○アパートですね。浸水してましたよ。後でお詫びにいった方がいいですよ。後、私さんの保険で直しますのでよろしくお願いします。」

私「わかりました。ちなみに浸水状況はいつわかったんですか?」

メガネ「次の日(日曜日だった)には(部屋を空けてもらって)確認しましたよ。」

私「そうですか、わかりました。でも重要なことは先に言ってください。不信感があります。よろしくお願いします。」


それで、通話は終わったんですが、連絡するから待ってろって言ってたのに一週間音沙汰なし。


あげく浸水状況も伝わってないのに謝りに行けだと!!


状況がわかってたらすぐに謝りに行ったわ!!


と、近くにいた母親と盛大に悪態をつきました。


しばらくして実家から家に帰ろうとしたところスマホがなりました。


例のメガネ男です。


メガネ「保険書類に記入、押印をしてもらう箇所がありますので、1時までに(現在12時)会社に来てください。」

私「わ、わかりました。」



後から考えたらこちらの都合も考えない勝手な連絡ですよね。でもこの時は無知で慌てていたために冷静に判断することができませんでした。



そんな時にあるかたから電話が入りました。

「私くん、賃貸契約書持ってきてみ」

それは不動産業を営む叔父さんからでした。


そこから私と私の母親、叔父さんと2歳の娘で緊急会議が開かれました。


叔父「そもそもユニットバスが壊れることがおかしいからオーナーの責任になるんじゃないか?」

母「確かに。古いものなんだし劣化してたんじゃないの?」

私「軽量鉄骨の築30年の建物だからね。あ、祝30周年じゃん。」

娘「おめでとー!パチパチ」

叔父「オーナーの方も火災保険には入ってるはずだからそっち使えばいいんだよ。」

私(あんまりよくわかってないけど)「管理会社の管理不足ってこと?」

叔父「そう。だからお金払う必要ないぞ。強気でいってこい」

私「あ、うんわかった。」


そうして不動産会社に向かいました。


メガネ「こちらが今回使う保険の内容になります。」

私「ちょっと待ってください。そもそもなんで私の保険を使うんですか?」

メガネ「借りてるものを壊してしまった。この責任をとるのは当たり前でしょう。」

私「普通の、使い方をしてユニットバスが壊れるなんておかしいと思います。管理不足だったんじゃないですか?」

メガネ「そちらと同じ製品を使っている方からそのような苦情が来たことはありません。なのでそちらの過失と判断されます。当たり前でしょう。」

私「…。」

メガネ「どこに聞いたってみんな同じように答えると思いますよ。」

私「しかし、私の気持ちの問題なんですが、今回は帰ります。」


と言ってその日は帰ってきてしまいました。


実際、連絡の遅延から始まって急な押印要求。正直かなり怖くて逃げてきました。


その後、あったことを叔父さんや母親に話し、とりあえず『宅建協会』(F県宅地建物取引業協会I支部)に相談する流れになりました。


その頃YouTubeのリベラルアーツ大学の賃貸の動画を見たり、そこで紹介されていたNPO法人賃貸トラブルたすけ隊のブログなどを読み漁り、消費者センターにも相談しました。

そして押印へ
結局宅建協会からは、

協会「保険で直せるなら直しちゃった方がいいでしょう。」

消費者センターからは

センター「ユニットバスが劣化していた証拠があるなら話はわかりますが、それがないと難しいのではないでしょうか。」


とのことでした。


その頃、火災保険は使ったら金額が上がると思っていたし、修理費を賄いきれなかったらどうしようと考えていたのでかなり必死でした。

※火災保険は使っても金額は上がりません。


最終的に火災保険に記入、押印を承諾し、書類を提出しました。


不動産や保険の仕組みがわかっていらっしゃる方からすると


退屈な話かも知れませんが、素人の私からしたら改めて知ることばかりでした。


というか丁寧に教えてくれれば変に不信感を持たなかっ….あのメガネさんに関しては難しいかも

知ってました?火災保険

・使っても料金が上がらない

・保険の種類によっては負担金がある(私の場合は1万円)

・火事だけでなく、今回みたいな浴槽修繕やクロスの落書き修繕にも使える

・借家人賠償と個人賠償がしっかりしているものが良い


こんな感じです。目安にしてくださいね。


年明け
その後年が明け令和4年がスタートした頃、


未だにお風呂に入れない日々が続いていました。


お風呂に入れるようになったのは1月末でこの記事を書いている少し前です。


お風呂の業者さんはとても対応が早く素敵な職人さんでした。(ふろいち)



問題はあのメガネの男です。


⑤最後の決戦
1月の上旬に退去通知を送ってほしい旨をメールで連絡したら保険の書類をもうひとつ書いてほしいという返事が帰ってきました。それと同じ日に保険会社から心配の葉書が送られてきました。
※ここら辺から退去の準備も進めていますがそれはまた別の話

保険会社「振り込み申請がまだですが大丈夫ですか?ご心配なことがあれば連絡ください。」


最初見たときは意味がわかりませんでした。


保険の書類を書いたのも去年の12月中ばだったし、その時は他に書類があるとも聞いてなかったし、


またこっちから連絡しなきゃ出てこない情報だったんです。


こっちももろもろ忙しかったので文句を言う暇もなく送られた書類をすぐに送り返しました。


1月も下旬に差し掛かった頃、2月の家賃と一緒に保険の負担金1万円を送金してもいいのか確認したところ、口座を別にしてほしいということと、もうひとつ


年末からオーナーが入院していて連絡が取れないため、保険会社への示談書の提出が遅れる


とのことでした。


またかと思いました。またしても大事な事実の連絡が後回しです。もはやお家芸ですね。


このときばかりはさすがにクレームを入れました。(メールでね)

私「示談書の提出が遅れると言う大事な事実をなぜもっと早く教えて頂けなかったんですか?オーナーの状態と書類提出の時期から考えてももっと早くに連絡できたんじゃないですか?」

メガネ「オーナーのプライベートな情報をなぜ早急に私さんにお伝えする必要があるのでしょうか?」

私「これ以上こちらに関する情報はないと言うことでよろしいですね?」


この後返信がなくなりました。

おかしくないですか?論点はオーナーの容態ではなく保険書類の行方です。


そしてまたここで疑問が沸き上がりました。


示談書が提出されないと保険金ってどうなるの?


翌日保険会社に聞いたところ、案の定『書類不備』扱いになり保険金はおりないとのことでした。


特例として『念書』と呼ばれる書類を『私が』書いて送ると示談書は要らなくなるみたいなんですが、


メガネの男からその様な連絡も来ないため、


保険会社に相談したすぐにメールで


私「示談書の提出がないと書類不備で保険金がおりないそうです。保険金の振込口座は不動産会社のものになっているため、立て替えが必要になった場合はそちらでお願いします。」


とまくし立てました。


その後メガネの男から分かったという旨の連絡が届きました。


⑥エンディング
ユニットバスは補修と言う形になりましたが、一階の浸水の補修も会わせて約50万前後でした。



そのうち支払ったのは1万円で収まりましたが、とても怖かったし身に染みて勉強になりました。



現在は直ったお風呂で娘と入浴を楽しんでいます。


もちろん背もたれに寄りかからないでね。



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