子どもたちは遊びの中で、たくさんのことを学びます。特に、体をいっぱい動かす遊びは、運動能力をのばすのにぴったり!でも、「どんな力をのばしたらいいの?」とか「どんな遊びをしたらいいの?」って思うこともありますよね。
今回は、幼児期にのばしたい運動能力と、それを楽しくのばせる遊びを紹介します!
幼児期にのばしたい3つの運動能力
① からだ全体をつかう力(おおきな動き)
子どもは、走ったり、跳んだり、登ったりしながら、全身の使い方をおぼえていきます。この「からだ全体をつかう力」が育つと、しっかり動けるようになって転びにくくなったり、走るのが速くなったりします。
この力をのばせる遊び
鬼ごっこ(走る・方向を変える)
ケンケンパ(ジャンプ・着地の力を育てる)
ボールなげ遊び(つよく投げる・つかむ力がつく)
遊びのポイント
鬼ごっこでは、「途中でクマさん歩きをしてみよう!」など、ルールを少し変えて遊ぶと、いろんな動きができて楽しくなります。ボール遊びも、ボールの大きさを変えると投げる力の使い方が変わるので、おもしろいですよ!
② バランスをとる力(体の安定感)
「片足で立つ」「細い道を歩く」「転ばないように動く」…こうした動きができるようになるのは、バランスをとる力が育っているから!この力がつくと、遊具で遊ぶときや、自転車に乗るときに役立ちます。
この力をのばせる遊び
一本橋わたり(平均台)(そーっと歩いてバランス感覚UP)
片足立ちゲーム(何秒できるかな?みんなで競争!)
ぐらぐら橋(段ボールや布の上を歩く)(ふわふわ道をバランスよく歩こう)
遊びのポイント
平均台がなければ、道にチョークで線を引いたり、公園の縁石の上を歩いたりするだけでもバランスの練習になります。片足立ちも、「フラミンゴのポーズ!」と言うと、子どもたちは楽しんでやってくれますよ!
③ リズムにのる力(スムーズな動き)
子どもはリズムにのるのが大好き!手をたたいたり、スキップしたりすることで、動きをコントロールする力が育ちます。リズム感がつくと、ダンスやスポーツの動きがスムーズになりやすいんです。
この力をのばせる遊び
音楽に合わせてジャンプ!(ピョンピョン跳んでリズム感UP)
スキップ競争(楽しくステップをふもう!)
手拍子まねっこゲーム(お手本と同じリズムをたたけるかな?)
遊びのポイント
音楽に合わせて動く遊びは、好きな曲をかけると子どもたちが自然に体を動かしてくれます。手拍子まねっこゲームは、大人が「トントン、パン!」とリズムを決めて、それを子どもがまねするだけ。簡単なのに、とっても盛り上がります!
遊びをとり入れるときのポイント
「運動あそびをやってみよう!」と思っても、子どもたちが楽しめないと続かないですよね。楽しく運動できるように、こんな工夫をしてみてください!
✔ ゲーム感覚でやる(「何秒できるかな?」と声をかけるだけでワクワク!)
✔ 子どもといっしょにやる(大人が楽しそうにすると、子どももやりたくなる!)
✔ できたことをほめる(「すごい!できたね!」と言われると自信につながる)
無理なく、その子に合ったペースで
運動あそびは、ぜんぶを一度にやる必要はありません。子どもによって好きな遊びも違うし、得意な動きも違います。「この遊び、楽しそう!」と思うものから、少しずつ取り入れてみてくださいね。大切なのは、「楽しく体を動かすこと」。遊びながら、自然と運動能力が育っていくのがいちばんです!
まとめ
幼児期にのばしたい運動能力は、大きく分けて3つ。
① からだ全体をつかう力(走る・跳ぶ・投げる)
② バランスをとる力(片足立ち・平均台)
③ リズムにのる力(スキップ・ジャンプ・手拍子)
これらの力を育てるには、遊びがいちばん!「鬼ごっこ」「ケンケンパ」「音楽に合わせたジャンプ」など、楽しく体を動かせる遊びをたくさん取り入れてみてくださいね。
子どもたちが「もう一回やりたい!」と言ってくれるような運動遊び、ぜひ試してみてください!



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