「#8000」これなんの数字でしょーか?

保育

子どもは元気いっぱいに遊ぶ一方で、ちょっとしたことでケガをしたり、急に体調を崩したりすることがあります。
そんなとき、親や保育者は 「このまま様子を見ていいのか?」「すぐに病院に行くべきか?」 と迷うことが多いのではないでしょうか。

今回は、子どものケガや病気への対応について 「やるべきこと」「よくある症例」「迷ったときの相談窓口」 などをまとめました。

「いざというとき」に落ち着いて対応できるよう、一緒に確認していきましょう!


① まずは冷静に! 状況を把握しよう

子どもが体調を崩したり、ケガをしたときに大切なのは 「落ち着いて、状況を正しく把握すること」 です。
特に、子どもはまだ自分の症状をうまく説明できないことも多いため、大人の観察が重要になります。

✔ 確認するポイント

✅ いつから症状があるか?(発熱・嘔吐・せき など)
✅ どこが痛いのか?(頭?お腹?腕?)
✅ どの程度の症状か?(元気はある?ぐったりしてる?)
✅ どうやってケガをしたのか?(転んだ?ぶつかった?)


② 症状別の応急処置(よくあるケース)

状況を確認したら、適切な応急処置を行いましょう。
以下に、よくある症状と対処法 をまとめました。

発熱(38℃以上)

まずは 水分補給 をしっかりすることが大切です。薄着にして、汗をかいたら着替えさせながら様子を見ましょう。
・元気がある場合は自宅で様子を見る
・ぐったりしている、何も飲めない場合は病院へ

鼻血

小鼻を 指でつまんで5分間 圧迫します。
・上を向かせると血が喉に流れるのでNG
・10分以上止まらない場合や、頻繁に鼻血を出す場合は受診を検討

やけど

すぐに 流水で10分以上 冷やしましょう。氷は使わず、水道水で十分です。
・水ぶくれができたら、つぶさずに病院へ
・服が皮膚にくっついている場合は無理に脱がさず受診

嘔吐

吐いた後は 少しずつ水を飲ませる ようにしましょう。無理に食べさせるのはNGです。
・1回だけなら様子を見る
・何度も吐く、水分を受け付けない場合は受診を検討

転んで頭を打った

すぐに泣いて、普段と変わらない様子なら大丈夫なことが多いです。
・意識がもうろうとしている、嘔吐した、けいれんを起こした場合は救急受診が必要

異物を誤飲

ボタン電池、薬、洗剤などは すぐに病院へ。
・食べ物や小さいおもちゃの場合、咳をしているなら詰まりかけている可能性があるので注意
・息が苦しそうな場合は、背中を叩くなどの処置をしながら救急車を呼ぶ


③ 迷ったときは相談窓口を活用しよう!

「病院に行くべきか?」迷ったときは、すぐに相談できる窓口を活用しましょう。

小児救急電話相談(#8000)

全国共通の相談ダイヤルで、夜間や休日でも対応してくれます。
・子どもの症状を伝えると、看護師や小児科医がアドバイスをくれる
・「このまま様子を見てもいいか?」「受診すべきか?」が判断できる

救急相談(#7119)

自治体によっては「#7119」で救急相談ができます。
・「救急車を呼ぶべきか?」迷ったときに相談できる
・近くの救急病院を教えてくれる場合もある

かかりつけの小児科に相談

日中であれば、いつも通っている小児科 に電話で相談するのもおすすめです。
・持病がある子は、かかりつけ医の判断が安心
・「今日は様子見でOK」「すぐに受診して」と的確にアドバイスしてもらえる


④ いざというときに備えておくこと

子どもの体調は急に変化するので、普段から準備しておくことも大切です。

  1. 応急処置の方法を知っておく(鼻血、やけど、誤飲など)
  2. 病院の連絡先を把握しておく(小児科、夜間救急など)
  3. 救急セットを準備しておく(絆創膏、冷却シート、消毒液など)

まとめ:落ち着いて、適切な対応を!

子どものケガや病気は、突然やってきます。
そんなとき 大人が慌てずに対応すること が何より大切です。

・まずは 状況を冷静に把握する
・次に 適切な応急処置をする
・迷ったら #8000 や #7119 に相談

こうした心構えを持っておけば、いざというときも落ち着いて行動できます。
子どもたちが安心して過ごせるよう、 「もしものとき」 に備えておきましょう!

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