「こども園ってどうやって利用するの?」
「1号とか2号とか聞いたことはあるけど、何が違うの?」
そんな疑問をもつパパやママ、そして保育の先生に向けて、「号数認定」についてできるだけわかりやすく説明しますね。
- そもそも「認定こども園」って?
認定こども園は、幼稚園と保育園の両方のよさをもった施設です。
パパやママのお仕事の有無に関係なく、すべての子どもが通うことができます。
こども園には4つのタイプがある
- 幼保連携型 … 幼稚園と保育園をひとつにしたようなこども園
- 幼稚園型 … 幼稚園がベースで、保育が必要な子も受け入れるこども園
- 保育所型 … 保育園がベースで、教育の時間をしっかりとるこども園
- 地方裁量型 … 地域のニーズに合わせて運営されるこども園
どのタイプのこども園でも、利用するためには「号数認定」というものを受ける必要があります。
- 「号数認定」ってなに?
こども園を利用するときに、子どもの年齢や家庭の状況に応じて、3つの認定区分に分けられます。
それが、1号認定・2号認定・3号認定です。
1号認定(3歳以上・幼稚園のイメージ)
対象:3歳~5歳の子
時間:4時間くらい(午前中が中心)
条件:パパやママが働いていなくてもOK
→ 幼稚園と同じようなスタイルで、教育がメイン。
2号認定(3歳以上・保育園のイメージ)
対象:3歳~5歳の子
時間:最大11時間まで
条件:パパやママが働いている(または求職中、介護中など)
→ 保育園と同じように、長い時間あずかってもらえる。
3号認定(0~2歳・保育園のイメージ)
対象:0~2歳の子
時間:最大11時間まで
条件:パパやママが働いている(または求職中、介護中など)
→ 小さな子が対象で、親の仕事がある場合に利用できる。
- 号数認定はどうやって決まるの?
1号認定を希望する場合は、こども園に直接申し込みます。
一方で、2号・3号認定を希望する場合は、住んでいる市町村に申請が必要です。
2号・3号認定の申請の流れ
- 希望するこども園を決める
- 自治体(市役所など)に申請書類を提出する
- 審査を受ける(パパやママが働いているかなどをチェック)
- 結果通知が届く(認定証がもらえる)
- こども園と入園の手続きをする
必要な書類
申請書
就労証明書(仕事をしている場合)
求職証明書(仕事を探している場合)
介護証明書(家族を介護している場合)
注意!
2号・3号認定の申し込みは、希望する入園の半年前~3か月前くらいに行うのが一般的です。
自治体ごとに締め切りが違うので、早めに確認しておきましょう!
- 利用料はどれくらい?
こども園の費用は、認定の種類によって変わります。
でも、今は3歳以上の子どもは基本的に無料になっています。
1号認定(幼稚園と同じ)
3~5歳児は無償化(給食費はかかる)
延長保育を利用する場合は、別料金
2号・3号認定(保育園と同じ)
3~5歳児は無償化(給食費はかかる)
0~2歳児は、住民税非課税世帯のみ無償化
利用時間が長いと、そのぶん料金も高め
※ 住んでいる地域によって違うので、くわしくは自治体に確認してみてくださいね!
- 「号数認定」は変更できる?
子どもを育てていると、家庭の状況が変わることもありますよね。
たとえば、こんなときに認定の変更ができます。
✅ 仕事を始めた → 1号から2号へ
✅ 仕事を辞めた → 2号から1号へ
✅ 求職中だったけど、仕事が決まった → 3号のまま利用時間を延ばす
認定を変えたいときは、自治体に相談すれば手続きできます。
- まとめ
こども園には「1号認定・2号認定・3号認定」がある
1号は幼稚園スタイル、2号・3号は保育園スタイル
2号・3号は自治体に申し込みが必要!
3~5歳は基本的に無償化、0~2歳は条件つきで無償
状況が変われば、認定の変更もできる!
こども園を利用するには、「どの号数認定が合っているか」を考えて、早めに準備することが大切です。
わからないことがあれば、市役所やこども園に相談してみてくださいね!
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