新任の先生が子どもとの信頼関係を築くための3つのポイント
新任の先生が保育現場で最初に感じる壁の一つが、「子どもとの信頼関係」を築くことです。子どもたちに好かれたい気持ちもありながら、同時に「なめられたくない」と感じることもあります。最初は、どのように子どもたちと接すれば良いか分からないことが多いでしょう。
「どうすれば子どもに信頼される先生になれるのか?」その答えは、一貫性と子どもの気持ちを受け止めること、そして楽しい時間を共有することの3つに集約されます。ここでは、その具体的な方法をご紹介します。
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1. 一貫性を持つ
新任の先生が最初に実践すべきなのは、一貫性を持つことです。子どもたちは、どんなルールや約束があるのかを学ぶとともに、それに基づいて自分の行動を調整していきます。したがって、ダメなことはダメ、良いことは良いと、感情に流されずにしっかり伝えることが大切です。
最初は、子どもたちが「ちょっとしたいたずら」で試してくることもあります。例えば、3歳児クラスでブロックを投げる子どもがいたとき、最初に優しく「投げるのは危ないよ」と言ったところ、子どもはニヤリと笑ってまた投げました。そのとき、「楽しく遊ぶためにはルールが大切」と一貫して伝える姿勢が必要だと感じました。最終的に、声のトーンや表情をしっかりと整えて、再度きっぱりと伝えると、子どもはそれを理解し、投げるのをやめました。
新任の先生は最初、感情が先に立ってしまうこともありますが、一貫してルールを守らせる姿勢が信頼関係を築く第一歩となります。
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2. 子どもの気持ちを受け止める
次に大切なのは、子どもの気持ちをしっかり受け止めることです。怒る前に子どもがどう感じているのかを理解し、言葉で表現できない感情を汲み取ることが、子どもとの信頼関係を深めます。
例えば、4歳児クラスでのおもちゃの取り合いでケンカが起きた際、初めて対応した新任の先生は「順番に遊ぼうね」と言ったものの、子どもたちは納得せずに泣き出してしまいました。そのとき、ベテランの先生が取った対応は、まず子どもたちの気持ちを静かに聞き、「どうしたの?」と問いかけることで、子どもたちが自分の気持ちを整理できる時間を作りました。これにより、子どもたちは落ち着いて話し、納得して順番に遊ぶことができました。
このように、子どもの気持ちをしっかり受け止めることで、子どもは安心感を得て、先生に対する信頼が深まります。
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3. 楽しい時間を共有する
信頼関係を築く上で、一緒に楽しい時間を過ごすことは欠かせません。遊びを通じて、子どもたちは自然に先生と心を通わせ、安心感を持つことができます。楽しい遊びの時間は、子どもにとって「この先生となら一緒に遊びたい!」という気持ちを育てます。
新任の先生が最初に感じる不安のひとつに、「どのように子どもと遊べば良いか分からない」という点があります。しかし、遊びを通して積極的に関わることで、子どもたちとの絆は深まります。例えば、外で鬼ごっこをしたり、絵本を読んだりすることで、子どもたちは笑顔を見せ、先生に対して「信頼できる存在」という感覚を持つようになります。
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ベテランの先生と新任の先生の違い
新任の先生とベテランの先生の違いは、「焦らずに待つ」ことの大切さにあります。ベテランの先生は、子どもたちが何を求めているかを瞬時に理解し、適切なタイミングで対応できます。そのため、子どもとの関係において自然な信頼感を作り出すことができるのです。
新任の先生は、最初はどうしても不安や焦りが出るものですが、自分なりのスタイルを少しずつ見つけていくことが大切です。最初から完璧を目指す必要はなく、日々の小さな成功体験が自信につながります。
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まとめ:成長する喜びを感じながら
新任の先生にとって、子どもとの信頼関係を築く過程は、失敗と学びの連続です。しかし、少しずつ経験を積むことで、子どもたちとの絆は深まり、先生として成長する喜びを感じられるようになります。最初から完璧である必要はありません。子どもたちと一緒に成長していく過程を楽しんでいきましょう。
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