【保育士さん向け】晴れの日も雨の日も!

保育

すぐに使える保育あそび・活動アイデア集


「今日は何して遊ぼう?」にもう悩まない!

毎日の保育。子どもたちの元気に負けないくらい、先生たちもがんばっていますよね。
でも…天気や子どもたちの気分、行事準備などで思った通りにいかない日も多いはず。
「今日は何して遊ぼう?」「あれがダメなら次は…?」そんなふうに悩む朝もあるのではないでしょうか。

この記事では、天気別・場所別にすぐできる遊びのアイデアをまとめました。
簡単な準備でOK、かつ、子どもたちが夢中になる遊びばかりです。
「ちょっと困ったときの引き出し」として活用してくださいね。


【1】晴れの日 × 戸外あそび


◆しゃぼん玉あそび

ねらい
風や空気の動きを感じながら、追いかけたり見上げたりして、体や心を開放して遊ぶ。

コツ
・「どこまで高く飛ぶかな?」「大きいの作れるかな?」と、遊び方を提案してみる。
・風が強い日は「風の魔法がかかってるね!」など、楽しい言葉かけでワクワク感UP。

子どもの姿
大きく腕を振り、しゃぼん玉を飛ばす子、風に流されるしゃぼん玉をじっと見つめる子…一人ひとり違った楽しみ方が生まれます。


◆宝探し(自然物探し)

ねらい
自然物への関心や観察する力、発見する喜びを育む。

コツ
・「赤いもの」「丸いもの」など、簡単なお題を出すと盛り上がる。
・集めたもので、あとから“お宝コレクション”や作品作りに発展させるのもおすすめ。

導入
「みんな、今日のお宝探しミッションだよ!」と、探検隊ごっこのように始めると子どもたちも目がキラキラ。


◆水遊び・泥んこあそび

ねらい
水や泥の感触を存分に味わい、自然と親しみながら思いきり遊ぶ。

コツ
・泥団子作りや水の流れづくり、工事現場ごっこなど、子どもたちのアイデアにのって展開を広げる。
・「どろどろカフェ」「みずみず川づくり」などのごっこ遊びにも発展。

子どもの姿
服や靴が泥だらけになっても気にせず、夢中で遊ぶ姿は、見ている大人まで楽しくなります。


【2】雨の日 × 戸外あそび


◆雨の観察散歩

ねらい
雨の日ならではの自然の変化や音・色・香りを感じる。

コツ
・安全を第一に、短時間でも戸外に出るだけで新しい発見がある。
・「雨の音、どんな音?」「葉っぱの上に水はある?」など問いかけも大切。

導入
「今日は特別!雨の日だけの“ひみつのさんぽ”に出発!」と、ちょっと特別感を出すと効果的。


◆水たまり探検

ねらい
水たまりならではの感触や遊びを楽しむ。

コツ
・長靴、カッパなどの準備は必須。
・葉っぱや木の実を浮かべて船に見立てたり、波を作ったりするだけで遊びが広がる。

子どもの姿
最初は恐る恐る水たまりに入っていた子も、気づけば大はしゃぎ。「もっと行ってみよう!」と自分から進んで探検する姿が見られます。


【3】晴れの日 × 室内あそび


◆お日さまアート

ねらい
光や影に気づき、発見や表現する楽しさを感じる。

コツ
・影絵あそび、影を紙に写して色を塗るなど、発展いろいろ。
・「どこから影ができてるんだろう?」と、子どもたちに考えさせてみる。

子どもの姿
「わっ!うさぎみたい!」と影に驚いたり、動かして笑ったりする姿が自然に広がります。


◆風船バレー

ねらい
室内でも体を大きく使って、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じる。

コツ
・ルールはシンプルに「落とさないように!」で十分。
・年齢に応じて、うちわ、新聞紙のラケットなども活用可能。

子どもの姿
部屋いっぱいに笑顔と「キャー!」という声が広がり、終わったあとも「もう一回!」が続出。


【4】雨の日 × 室内あそび


◆新聞紙あそび

ねらい
身近な素材で、自由に遊びながら創造力や協調性を育む。

コツ
・ビリビリ破く、丸める、帽子や剣づくり、新聞プール…遊び方は無限大。
・片付けも「新聞のお風呂に集めよう!」と遊びにするのがコツ。

導入
「今日は特別!新聞がいっぱいだよ〜!どうする?」と声かけすれば、子どもたちの目はキラリ。


◆室内サーキット

ねらい
バランス感覚や体の動かし方を育てる。

コツ
・マット、フープ、トンネル、平均台など、園にあるものでOK。
・「森をぬけて、山を越えて…」など、冒険ストーリー風にすると集中力UP。

子どもの姿
「先生、見てて!」と何度も挑戦する子どもたち。終わったあとも「もう1回!」の声が絶えません。


◆雨の日の製作

ねらい
雨の日をテーマにした製作を通して、身近な自然に親しむ。

コツ
・傘やかたつむり、しずく、虹などを題材に。
・完成した作品を窓や壁に飾れば、保育室が素敵な雨の日ギャラリーに。

子どもの姿
「雨、かわいい!」「虹できた〜!」と、雨の日が少し特別な日に変わります。


あそびの引き出しがあると、保育はもっと楽しくなる

特別な準備がなくても、先生がちょっとワクワクしながら提案するだけで、子どもたちはすぐに引き込まれます。
大切なのは「今いる場所で、今できる遊び」を見つける力。

遊びの引き出しを少しずつ増やしておけば、突然の天気の変化や、行事準備の日でも安心です。
ぜひ、あなたの保育にぴったりなあそびを見つけてみてくださいね。

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