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保育の5領域、パッと出てきますか?

保育

私は4つまでは出るんだけど…ってかんじです。

5領域ってどんなこと?

子どもたちが毎日楽しく過ごしながら、大きく成長していくために、大切にしたい5つのことがあります。それが「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域です。

この5つは、子どもたちが「自分でできることを増やす」「友だちや先生と心を通わせる」「身のまわりのことに気づいて学ぶ」「気持ちを伝える」「自分らしく表現する」といった、成長の土台になります。

学期末に要録を書くときも、この5領域を意識すると、子どもたちの姿をより具体的に振り返ることができます。また、日々の保育の中で「この子は今どんなことに興味をもっているのかな?」「どんなふうに育ってきたかな?」と、一人ひとりをじっくり見つめる手がかりにもなります。

それぞれの領域について、保育の中での様子や、大切にしたいことをお話ししていきますね。


  1. 健康 〜体を動かし、元気に過ごす〜

「たくさん遊んで、おいしく食べて、ぐっすり眠る!」これは、子どもたちが大きくなるための基本です。

〈子どもたちの姿〉

外で走り回ったり、登ったり跳んだりして体を思いきり動かす。

「できた!」という喜びを感じながら、新しい動きに挑戦する。

食べることや寝ることの大切さを少しずつ理解し、自分の体を大事にしようとする。

けがをしたり、体調が悪かったりするときに「痛い」「しんどい」と伝えられるようになる。

〈保育で大切にしたいこと〉

体を動かす楽しさを十分に味わえるよう、戸外遊びや運動遊びを大切にする。

「おなかすいたね」「いっぱい動いたから眠くなっちゃうね」と、生活のリズムを感じられるようにする。

友だちと関わりながら遊ぶ中で、力加減や順番を守ることを自然に学べるようにする。


  1. 人間関係 〜友だちとつながる〜

子どもたちは、お友だちや先生との関わりの中で、喜んだり、ぶつかったりしながら、人と一緒にいることの楽しさを知っていきます。

〈子どもたちの姿〉

「○○ちゃんと一緒に遊びたい!」という気持ちが生まれる。

けんかをしても、時間がたつとまた仲直りして遊びだす。

「貸して」「いいよ」「ありがとう」などのやりとりを通して、人と関わる心地よさを知る。

友だちの気持ちに気づき、「大丈夫?」と声をかけたり、困っている子を助けたりする。

〈保育で大切にしたいこと〉

「友だちと一緒って楽しい!」と思える経験をたくさんする。

けんかをしたときも「どうしたらいいかな?」と考えられるようにする。

「貸してって言えたね」「○○くんのこと待ってあげたね」と、いい関わりを言葉にして伝える。


  1. 環境 〜まわりの世界に目を向ける〜

子どもたちは、身のまわりの自然や生き物、不思議なことに出会うと「なんだろう?」「やってみたい!」と心が動きます。その気持ちを大切に育てていくのが「環境」の領域です。

〈子どもたちの姿〉

小さな虫や花を見つけて「先生、見て!」と知らせにくる。

水や砂を使って、試しながら遊ぶことを楽しむ。

道具や材料を工夫して、新しい遊びを考える。

「なんで?」「どうして?」と質問をすることが増える。

〈保育で大切にしたいこと〉

季節の移り変わりを一緒に感じながら、自然にふれる機会をつくる。

「面白いね!」「すごいね!」と子どもの気づきを大事にし、一緒に考える。

やりたいことを見つけたときに「やってみよう!」と挑戦できる環境を整える。


  1. 言葉 〜気持ちを伝える力を育てる〜

子どもたちは、毎日のやりとりの中で、少しずつ言葉を増やし、自分の気持ちを表現できるようになります。

〈子どもたちの姿〉

「これなあに?」「どうして?」と、たくさん質問する。

お話の世界を楽しみ、絵本をじっくり見るようになる。

友だちや先生とおしゃべりすることが好きになる。

けんかをしたときに「ごめんね」と言えたり、「やめて!」と伝えられるようになる。

〈保育で大切にしたいこと〉

たくさん話せる時間を大切にし、子どもの言葉にじっくり耳を傾ける。

絵本やお話を通して、言葉の楽しさを味わう。

「こう言ったら伝わるよ」と、一緒に言葉を探す経験を大切にする。


  1. 表現 〜自分の気持ちや考えを形にする〜

子どもたちは、歌や絵、体の動きなどを使って、自分の思いや感じたことを表現します。

〈子どもたちの姿〉

クレヨンや絵の具で思いきり描くことを楽しむ。

ごっこ遊びで「ママ役」「赤ちゃん役」などになりきる。

お気に入りの歌を口ずさんだり、リズムに合わせて体を動かす。

「○○みたいにやりたい!」と表現を真似しながら、自分なりのやり方を見つける。

〈保育で大切にしたいこと〉

「こうしなきゃいけない」ではなく、「やってみたい!」を大事にする。

音楽や絵本、自然など、表現したくなるような環境を用意する。

「すてきな色だね」「面白い動きだね」と、子どもの表現を言葉で受け止める。


おわりに

5領域は、どれもつながっています。子どもたちの成長を見守るとき、この5つの視点を意識することで、その子らしさや成長の瞬間により気づきやすくなります。

子どもたちが安心してのびのびと過ごせるように、日々の関わりを大切にしていきたいですね。

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