子どもに絵本を読んであげたいけれど、どんな絵本を選べばいいのか迷ってしまうことはありませんか?また、読み聞かせに自信がなく、「うまくできない」と感じる方もいるかもしれません。ですが、読み聞かせは上手に読むことが目的ではなく、子どもと一緒に楽しむことが何よりも大切です。
この記事では、年齢別におすすめの絵本と読み聞かせのポイントをご紹介しながら、読み聞かせが苦手な方に向けたアドバイスもお伝えします。
0~2歳向け(赤ちゃん・幼児期)
おすすめの絵本
『いないいないばあ』(松谷みよ子)
『だるまさんシリーズ』(かがくいひろし)
『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ)
読み聞かせのポイント
ゆっくり、優しく語りかけるように読む
文字が少ないので、表情や声のトーンを変えて楽しく
ページをめくるタイミングをゆっくりにして、絵をじっくり見せる
3~4歳向け(好奇心旺盛な時期)
おすすめの絵本
『はらぺこあおむし』(エリック・カール)
『ぐりとぐら』(中川李枝子)
『どうぞのいす』(香山美子)
読み聞かせのポイント
会話の部分はキャラクターになりきって読む
繰り返しのあるフレーズは、子どもも一緒に言えるように誘う
「次どうなると思う?」と問いかけて、想像力を広げる
5~6歳向け(物語をしっかり理解できる時期)
おすすめの絵本
『スイミー』(レオ・レオニ)
『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ、たばたせいいち)
『100かいだてのいえ』(いわいとしお)
読み聞かせのポイント
物語の展開を意識して、抑揚をつけて読む
少し長めの絵本も、区切りをつけながら読むと飽きにくい
「もし自分だったらどうする?」と子どもに考えさせる
読み聞かせが苦手な方へ
「読み聞かせが苦手」と感じる方も少なくありません。その理由として、
自分の読み方に自信がない(上手に読まなきゃというプレッシャー)
子どもが楽しんでくれるか不安(途中で飽きられるのが怖い)
読むこと自体が負担に感じる(声を出すのが疲れる)
といった心理的なハードルが考えられます。
苦手意識を克服するポイント
- 完璧を目指さず、まずは読むことに慣れる
上手に読む必要はなく、親子で楽しく過ごすことが大事。
ゆっくり読むだけで十分。
- 短い絵本や繰り返しのある本から始める
シンプルな絵本なら気楽に読める。
繰り返しのフレーズがある本は自然にリズムがつかみやすい。
- 子どもの反応にとらわれすぎない
反応が薄くても、心の中では楽しんでいることが多い。
途中で飽きてしまうのは普通なので、無理に最後まで読まなくてもOK。
- 環境を整える
静かな場所やリラックスできる時間帯に読むと、お互いに集中しやすい。
寝る前の習慣にすると、自然と読み聞かせが定着しやすい。
- 一緒に楽しむ気持ちを大切に
声色を変えたりするのが恥ずかしいなら、無理に演じなくてもよい。
読み聞かせが苦手なら「一緒にページをめくるだけ」でもOK!
まとめ
絵本の読み聞かせは、親子や保育者と子どもとの大切な時間です。上手に読むことが目的ではなく、一緒に楽しみながら絵本の世界に入り込むことが重要です。
読み聞かせが苦手な方も、少しずつ慣れていけば大丈夫。まずは短い絵本から始めて、気楽に楽しんでみてください。
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