もしもジョウロがドラッカーのマネジメントを読んだら

保育

マネジメントってなに?

マネジメントというと、ちょっと固いイメージがあるかもしれませんが、簡単にいうと「チームや仕事をうまく回していくこと」です。会社だけでなく、保育の現場でもとても大切な考え方なんです。

マネジメントの基本には、こんな要素があります。

  1. 目標を決める – チームが向かう方向をはっきりさせる。
  2. 計画を立てる – 目標を達成するために、どんなことをするか考える。
  3. チームの力を活かす – みんなの役割を決めて、スムーズに動けるようにする。
  4. 振り返って改善する – やってみたことを見直して、もっと良い方法を考える。

保育の仕事は、子どもたちの成長を支えるのが一番の目的。そのためにも、主任やリーダーの先生がマネジメントを意識することが大事になってきます。


保育の現場でマネジメントを活かすには?

  1. チームワークを大切にする

保育は、一人だけではできない仕事。だからこそ、チームで協力し合うことが大切です。主任の先生が意識するとよいことは、

それぞれの得意なことを活かす:先生ごとに得意なことが違うので、それを生かして役割を決める。

コミュニケーションをしっかりとる:みんなが情報を共有しやすい環境をつくる。

やる気を引き出す:先生たちが気持ちよく働けるように、声をかけたりサポートしたりする。

【具体例】

例えば、新人の先生が不安を感じないように、先輩がフォローする仕組みを作ると、チーム全体がうまく回るようになります。ある園では、新人の先生が毎日の振り返りを短時間で行えるよう、主任が「今日の気づきシート」を作り、先輩と共有する仕組みを取り入れました。その結果、新人の先生が自信を持ちやすくなり、チームの結束も強まりました。

  1. 園の目標を決めて動く

保育園全体としての方向性を決めておくと、みんなの動きが統一されてスムーズになります。

園の方針をみんなで共有する:どんな保育を目指すのか、先生たち全員で理解しておく。

年間の計画を立てる:行事や研修などを計画的に進めて、負担を減らす。

保護者ともいい関係をつくる:保護者との連携を大切にすると、子どもたちの成長をもっと支えやすくなる。

【具体例】

ある園では、「子どもたちが自分で考えて行動できるようにする」という目標を掲げました。そのために、子ども自身がクラスのルールを決める時間を作るようにしました。最初は先生主導でしたが、少しずつ子どもたちが主体的に考え、発言するようになり、保護者からも「家でも自分で考えて行動することが増えた」と好評を得ました。

  1. リーダーとしてチームを引っ張る

主任やリーダーの先生は、チームをまとめる大事な役割を持っています。そのためには、

お手本を示す:まずは自分が理想の保育を実践して、みんなに伝える。

声をかける:先生たちのいいところを認めたり、困っているときに助けたりする。

柔軟に対応する:保育の現場では予定通りにいかないことも多いので、落ち着いて対応する。

【具体例】

ある園では、新しい教育カリキュラムを導入するときに、主任が「まずは自分でやってみる!」と実践し、その様子を動画に撮ってチームで共有しました。それを見た先生たちは「やってみよう!」と前向きに取り組み、スムーズに新しい取り組みが定着しました。


まとめ

保育の現場でもマネジメントの考え方を取り入れることで、先生同士のチームワークがよくなり、園全体の保育の質が上がります。

主任やリーダーの先生が、

チームワークを大切にする

園の目標をしっかり決める

リーダーシップを発揮する

といったことを意識するだけで、よりよい環境がつくれます。

日々の保育のなかで、少しずつ試してみてくださいね!

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