あの日私はタルムードの話を思い出した

生活

皆さんは『タルムード』という書物をご存じですか?


ユダヤの人々が聖典と呼ぶ書物のことです。


そこには豊かに生きていくための知恵が小話形式で載っています。


なぜユダヤ人なのか?


そう思う方も多いと思われますが、世界で成功している方の割合がユダヤ人は多いためです。


アインシュタインもその一人ですね。


その優秀な民族であるユダヤの方々の考え方の根底にこのタルムードが関わってきます。


その中でも迫害の歴史が色濃いユダヤの方々がどのようにその苦難を乗り越えてきたのか、


その考え方は現在の私たちにも通ずるところがあると思い、今回記事にしてみました。


私がタルムードのある小話を思い出したのはここ最近の出来事にあります。


いくつかこのブログの記事にもしましたが、遡ること去年の令和3年12月頭、ユニットバスが壊れてしまったことから始まりました。

その後、風呂無しの生活プラス不動産屋のメガネの男の対応の悪さに唖然とし、

引っ越しを決意。新たな賃貸探しと家の片付けを同時進行で進めているときに

保険の申請問題勃発!

そうこうしている内に娘と妻の胃腸炎が発生し、持っていたクラスの子が目を離したスキに骨折。

勤めている園でコロナ騒ぎと、


これでもかというくらいに色んなことが重なりました。


途中心が折れそうになりましたが、


下記の小話に救われました。


タルムード小話『あるラバイの最悪で最良の災難』

皆さんもどんな話か想像してみてください。

ちなみにラバイとは牧師さんみたいなイメージですね。

あるラバイが旅をしていた。

ラバイは犬と羊を連れ、聖書を持つためのランプを持っていた。

1日歩き続け、陽もとっぷり暮れたので、ラバイはその夜泊まる場所を探した。

ほどなくして粗末な納屋を見つけて、そこで寝ることにした。

しかし、まだ寝るには早いので、ランプをともして聖書を読むことにした。

すると、まだ残っていると思っていたランプのオイルが切れて、灯りがふっと消えてしまった。

ラバイは仕方なく早めに寝ることにした。

その夜は本当に悪いことが重なった。

連れていた犬が毒虫に咬まれて死んでしまった。

次にオオカミが来て、羊も殺して食べてしまった。

朝になってラバイは空腹のまま出発した。

乳をくれていた頼りの羊ももういない。

少しあるいて、ある村の近くに来ると、ラバイは異様な気配に気づいた。

人影が全くない。

よく見ると、あちこちで村人が惨殺されていた。

前の晩に盗賊がやってきて村を襲い、村人たちを皆殺しにして、金品を奪っていったことをしった。

彼は恐ろしさにうち震えながら思った。

もしランプが消えていなければ、彼も盗賊に見つかっていたはずだ。

犬が生きていたら、キャンキャン吠えて、やはり見つかっていただろう。

羊も騒いで音を立てたに違いない。

全てを失っていたからこそ、自分は助かったのだと。

そこでラバイは深く悟った。

「どんなに災難が降りかかろうと、人は希望を見失ってはいけない。

最悪なことが最良なことだと、信じなければいけない。」


いかがだったでしょうか?


そのときに最悪だと思ってもその出来事はもっと悪いことの防波堤になってるのかもしれません。


リベラルアーツ大学の両学長もこのようにおっしゃっていました。


考え方ひとつで物事の捉え方がガラッと変わります。


ここ数ヵ月の出来事に対しても根気よく対応できていることがなによりの証拠ですね。

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